2021年6月23日(水)から28日(月)にかけて、丸井今井札幌本店では、北海道内のワイナリーが数多く出店する道産ワインマルシェが開催されています。
北海道産ワインの中から、選りすぐりのワインが並んでおり、おつまみコーナーや試飲コーナーもあって見応えがありますよ。
家飲みにぴったりな道産ワインを求めて、家飲みブロガーmanaも来店。
今回は、試飲したワインのレポートや、購入したワインとおつまみの紹介をしていきます。
5種類の道産ワインが楽しめる試飲コーナー
マルシェ奥のレジ横では、その日試飲ができるワインが5本並んでいます。
試飲はなんと1杯100円!
全部頼んでも500円と、とてもお得に道産ワインが楽しめます。
注文してワインを受け取ったら、カウンターがアクリル板で仕切られた試飲コーナーへ移動。
1席毎に消毒用品もあるので、安心して試飲することができますよ。
manaは最初控えめに1杯だけ注文したけれど、飲むうちに全部のまなきゃ!という気持ちにかられて、結局全種類試飲しました。
平日夕方の早い時間帯だったので、ゆっくり飲んでも大丈夫でした。
24日の試飲ワインは以下の5品。写真右から、
1.タキザワワイナリー 旅路ロゼスパークリング2020 サン・スーフル・アジュテ ロゼ 発泡 辛口(三笠市)
2.藤野ワイナリー キャンベル・サンスフル 2020 赤 ミディアムボディ(札幌市)
3.ドメーヌレゾン 中富良野シャルドネ 白 辛口(中富良野町)
4.山崎ワイナリー シャルドネ 樽発酵 白 辛口(三笠市)
5.千歳ワイナリー 北ワイン ピノノワール 赤 ミディアムボディ(千歳市)
白に赤、発泡タイプのロゼと、色んなワインを楽しむことができるラインナップですね。
試飲レポ
じっくり堪能した5種類のワインをレポートしました。
次に飲みたい道産ワインの参考にしていただけると嬉しいです。
タキザワワイナリー 旅路ロゼスパークリング2020 サン・スーフル・アジュテ
北海道固有のブドウ品種『旅路』を使用した、ロゼ・スパークリングワインです。
ふわっと漂う甘い香りと濁った柔らかいロゼのカラーが、優しく華やかなテーブルを演出しそう。
口に含むと、シュワッとフルーティー且つしっかりとした酸味が広がり、ほのかな甘さが余韻となって消えていきます。
亜硫酸無添加であることが、このワインの優しい印象に繋がっているよう。
三笠市にあるタキザワワイナリーは、酸化防止剤や化学肥料などを極力使用せず、北海道の自然環境を大切にしたワイン作りをしています。
そうした作り手のこだわりが、1杯に表れていました。
ゆったりとくつろいだホームパーティーに飲みたいような、スパークリング・ロゼでした。
藤野ワイナリー キャンベル・サンスフル 2020
キャンベル・サンスフル2020は、サンスフルという名前の通り、亜硫酸無添加のワイン。
ピンクがかった深い赤色が可愛らしいですね。
香りも可愛らしい花や果物の華やかさがあり、ホームパーティーや女子会といった集まりに飲むのにピッタリな印象。
口に含むと、軽やかさと酸味の中に、渋みやミネラルが感じられます。
甘い香りをいつまでも嗅ぎながら、酸味の中の渋みを堪能したい1杯です。
札幌市南区にある藤野ワイナリーでは、できるだけ農薬や酸化防止剤等を使わず、体に良いワイン作りをしているので、安心して飲むことができます。
ドメーヌレゾン 中富良野シャルドネ
いくつも風船をつけた空飛ぶヤギのラベルが可愛らしい、シャルドネの辛口ワインです。
なぜヤギなのか?!というと、ドメーヌレゾンはぶどう畑でヤギを放し飼いしており、ヤギが土を耕し草を食み、その排泄物がぶどうの肥料となってぶどうが育つ、というサステナブルなコンセプトで、まさにヤギと共にワインを作っているからなんです。
ヤギと共に作られた中富良野シャルドネの香りは、その中富良野のぶどう畑が目に浮かぶような、みずみずしい若い香りが感じられました。
これがテロワールということなのかも?と感じた1杯。(テロワール=その土地特有の特徴)
しっかりとしたドライな酸味が口に広がりつつ、全体的に軽くて飲みやすい印象となっています。
manaは辛口白がもともと好きなので、いつも常備しておきたい味わいでした。
山崎ワイナリー シャルドネ 樽発酵
三笠市にある家族5人でワイン作りをしている山崎ワイナリーのシャルドネ樽発酵を試飲。
こちらのワインは、香りも味わいも、え?と驚いて、何度も嗅いでは味わってしまう1杯でした。
全体的にやわらかい印象で、温暖な気候の花々や果実を思わせる香り。
けれどもっと他にも香りがあるような気がして、何度も嗅いでしまいます。
口に含むとまろやかさの中に酸味と甘味が余韻となって広がり、最後にまるで薬湯のような香りがほのかにした気がしました。
これが樽発酵に由来する複雑な香りなのかもしれません。
シャルドネ樽発酵は、一人でゆっくりと静かな夜を過ごすときに、じっくり味わいたい、そんな1杯でした。
千歳ワイナリー 北ワイン ピノノワール
北ワイン ピノノワールは、余市町木村農園産のぶどうを使用し8ヶ月の樽熟成の後出荷しているとのこと。
澄んだ深いルビー色のワインからは、ピノノワールのチェリーやベリーといった濃厚な甘い香りが漂います。
口に含むと軽くてフルーティーな味わい。その後に、ほのかな甘味が広がります。
印象に残る美味しいピノノワールのワインで、飲みやすい赤ワインの定番の1本にしたくなりました。
購入したワインとおつまみ
じっくり売り場を見て、試飲した後は、やはりお買い物です。
家で飲みたいワインを試飲を参考に選んでみました♪
どれも美味しかったうえ、シーンで考えると色々買いたくなり、悩みに悩みましたが、今回購入したのは、
山崎ワイナリー シャルドネ 樽発酵 2019
千歳ワイナリー 北ワイン ピノノワール
となりました。
山崎ワイナリーのシャルドネ樽発酵は、やはり飲んだ時の驚きが決め手に。
香りと味わいをどんどん深く探りたくなってしまう複雑さは、これまで飲んだことがなく、とても美味しかったです。
お店の方に相性が良いとおすすめされた、ブルーチーズも購入。
ブルーチーズを少しずつ食べながら、今度は家でじっくり飲んでみたいです。
そして、もう1本の千歳ワイナリーは、ピノノワールの美味しさが印象に残り、まだ飲み足りていないと思って選びました。
今回購入したワインとおつまみは、家飲みで改めてじっくりいただきたいと思います。
また、今回の道産ワインマルシェでもう一つお目当てだったのが、
池田町 十勝ワイン 山幸アイスワイン 赤 甘口
道産のアイスワインということで、ぜひ購入したかったのですが、やはり愛飲している方も多いようで、来店時には既に売り切れていました。
しかし、予約すると後日購入できるということだったので、ワイン購入時に合わせて予約。(予約も数に限りがあるようです)
北海道の厳寒な環境下でのアイスワインに期待が高まります。
こちらも購入したら、家飲みワインとしてじっくり味わいたいと思います。
まとめ
今回は、6月23日から28日にかけて丸井今井札幌本店にて開催されている、道産ワインマルシェをリポートしました。
家で飲むためのワインを選びに行くことにワクワク。
試飲も、5種類飲めるとあって、大満足でした。
飲んだことのないワインに挑戦できたり、色んなワインを目にしたことでワイン屋さんでワインを選ぶきっかけになったりと、ワインマルシェはワインの世界を広げてくれますよ。
しかも、全道に散らばっているワイナリーのワインには、なかなか手に入らないものも。
たくさんの道産ワインを一覧できるのも、嬉しいですよね。
期間中、ワインが好きな方、札幌を訪れることができる方は、ぜひ訪れてみてくださいね!