『知識ゼロから始めるお家カクテルの作り方』第5段は、コーラを使ったカクテル、キューバ・リバーです。
エナジー・ドリンクにもキューバ・リブレ味が発売される程人気があり、親しみやすい味なのではないでしょうか。
今回はドリンク棚では見られないライム・ジュースが登場しますが、購入できる場所をご紹介しましたので、ぜひ挑戦してみてください!
材料
ホワイト・ラム 45ml
ライム・ジュース 10ml
コーラ 適量
材料について
- おすすめのラム
ラムといえば、海賊が船上でラムを煽っている姿を想像する方も多いのでは?
それもそのはず。ラムはカリブ海の周辺地域で作られているスピリッツ(蒸留酒)なんです。
ほわんと口に広がる甘さは、サトウキビの絞り汁と残留糖蜜のため。
ラム独特の甘い味わいは、病みつきになる美味しさです。
ラムにはホワイトラム、ゴールドラム、ダークラムの3種類がありますが、
今回のキューバ・リバーで使うのは、ホワイトラムかゴールドラム。
おすすめなのは、
バカルディ・スペリオール シルバー(ホワイト)
ライムやバナナを思わせるフルーティーな香りとライトな甘さで飲みやすく、ラムベースのカクテルに最適な1本です。
他のラム・ベースのカクテルでホワイトラムが使われることも多いので、色々作ってみたいという方はまずはスペリオールを購入するのがおすすめ。
スーパーでも見つけやすい1本です。
バカルディ・ゴールド
こちらも広くラムベースのカクテルに使われている1本。
2,3年オーク樽熟成した原酒をブレンドしていて、スペリオールよりも熟成感と重みのある味わいとなっています。
優しいオークの香りと、バニラやキャラメルの濃厚な甘さを楽しみたい方に。
また、元々はこちらのゴールドがキューバ・リバーに使われていたことから、当時の味を楽しみたいという方は、ゴールドを選んでみてくださいね。
- ライム・ジュースはどうやって用意する?
材料一覧を見て、ライム・ジュースとは?と戸惑った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
スーパーにレモンはあってもライムがないところもあるし、ドリンク棚でもライム・ジュースなんて見たことがないかもしれません。
ところが、ライム・ジュースはカクテル・レシピでよく見る材料。
カクテル作りには欠かせないものなんです。
以下を参考に、ライム・ジュースを手に入れましょう!
果実を購入
まず、大きめのスーパーにライムがあるという方は、ぜひ果物のライムを購入してみましょう。
なかったとしても、ネット通販などで購入できることもあります。
「ノンケミカル」、もしくは「農薬・防腐剤・防カビ剤不使用」と書かれているライムがおすすめです。
そういったライムが見つからない場合は、食品や果物用洗剤などを使って洗い落とすと安心して使えますよ。
次に、ボトルタイプのライム・ジュースを使う方法もあります。
スーパーでは、お酒コーナーのスピリッツ棚やリキュール棚の近くに並んでいることが多いですが、近くのお店で見つからない場合は、ネット通販が便利です。
加糖ライム・ジュース
明治屋 マイライム
サントリーライム(カクテル用)
明治屋マイライムとサントリーライム、どちらも加糖で、ライムをイメージしたグリーンの色がついています。
甘味とライムの爽やかさが再現されていて、甘味が加わった飲みやすいカクテルに仕上がりますよ。
果汁100%ライム・ジュース
ポッカサッポロ ライムジュース
エトナ シシリーライムジュース
こちらの2本は100%果汁で、レモンで言えばポッカレモンのように、果汁本来の酸味や風味を楽しみたい、という方におすすめです。
もちろんライムを絞ってフレッシュジュースにすると良いのですが、しょっちゅうライムを購入するのは大変ですよね。
100%果汁のライム・ジュースを1本持っておけば、注ぐだけで使いやすいですし、案外料理に使うこともできるので、消費の心配もありません。
調味料コーナーなどで見つけることができますが、ない場合はネット購入がおすすめです。
- コーラは何を選ぶ?
どんなコーラでも良いのですが、キューバ・リバーではコーク、つまりアメリカのコカ・コーラを使うと言われています。
カクテルに使うだけなら、160mlの小さい缶がおすすめ。
いつでも開栓したてのシュワッと感を楽しむことができますよ。
作り方
1.氷を入れた背の高いグラスに、ラムとライム・ジュースを注ぎ入れる
2.コーラを静かに注ぎ入れる
3.マドラー(かき混ぜ棒)の先のスプーンで、少し混ぜる
4.お好みでスライスもしくはカットしたライムをグラスの縁に飾る
ライムを使用する場合は、余ったライムをグラスに飾ったり、入れたりして味わえるのも嬉しいですね。
できあがり!
キューバ・リバーってどういう意味なの?
キューバ・リバーの作り方はわかりましたが、キューバ・リバーってどういう意味でしょうか?
(キューバの川?)とmanaなんかは最初思ってしまいました。
見事に外れでしたが^^;
キューバ・リバーは、英語表記でCuba Libreと書きます。
1902年、400年もの長きにわたるスペイン統治から、ついにキューバが独立しました。
その際の合言葉がスペイン語で「ビバ・キューバ・リブレ」、つまり「自由なるキューバ、万歳」。
キューバ・リバー(英名)は、この独立を祝った1杯だったんですね。
独立にはアメリカが支援していたので、このカクテルには、キューバ国民の愛飲するラムと、自由と自由の国アメリカを象徴するコーラが使われています。
まとめ
ラム独特の甘さと、大好きなコーラが合わさった最強なカクテル、キューバ・リバー。
コーラ味が強く、ラムが初めてという方も飲みやすい味に仕上がりますので、ぜひ作ってみてくださいね!
スポーツ観戦や映画鑑賞に、いつものコーラ、ではなく、いつものキューバ・リバーになるかもしれませんよ^^